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D3ブログ - 書評カテゴリのエントリ

時事問題対策‐キーワード集の利用

カテゴリ : 
書評
執筆 : 
shohkun 2010-1-7 11:00
キーワード集としては、『朝日キーワード就職2011』、『日経キーワード重要500 2011』、『新聞ダイジェスト』(月刊誌)などが出版されています。
本来は就職活動中の学生向けのものですが、
こうした時事の知識は教育部の入試においても問われるものです。
例えば昨年度は「サブプライム問題」などの用語説明の問題が出ました。

本来新聞を読んでいれば問題ないものですが、毎日は難しいですよね。
あと、新聞を読み続けていても、「あの事件て結局どうなたんだっけ?」と
なることは多いと思います。
そうした事態を避けるためにも、時事用語集での勉強をお勧めします。

正直それほど差はないと思いますので、自分に合ったものを選ぶのがよいのではないでしょうか。

『社会的な身体』

カテゴリ : 
書評
執筆 : 
shohkun 2009-12-30 23:26
本書の賞賛すべき点は、なによりもまず著者が取材やフィールドワークを抜かりなく行っていることにある。

近年、単なる感想文や思いこみばかりの文章を社会批評だと勘違いして輩が多い。そればかりか、そうしたクズを本物だと勘違いして絶賛する輩までいる。批評ブームも、非正規雇用問題などで隆盛する左派の社会運動も、「反日」のレッテル貼りに邁進する右派的それも、すべてはネタと祭り。様々なお題目は、理由付けに過ぎない。

本書はネタと祭りに彩られた現代社会の状況を「ポスト社会運動」というキーワードで分析している。「出世したい」とか「カネが欲しい」とか「ヤリたい」といった根元的な欲望をも乗り越える「身体化の快楽」の実態を知っていても、損はない。

なにより、なにかの縁でみなさんが受験される、この教育機関はメディア・情報学の研究を主軸に構築されている。それを取り巻く現代社会の状況を知るカギを本書は与えてくれる。最後に、本書をはじめ本を読んで満足するのではなく、暁かと思えば火事ばかりの、この世の中にアクチュアルな視点を忘却せずスタンバイできる方々の入学を祈念したい。

荻上チキ『社会的な身体‐振る舞い・運動・お笑い・ゲーム』(講談社現代新書、2009)

『メディア文化論』

カテゴリ : 
書評
執筆 : 
shohkun 2009-12-30 23:24
前学環長・吉見俊哉教授の手によるメディア論の入門書・概説書。

内容は、19世紀以降のメディア論の歴史、テレビ・携帯電話・新聞・映画など新旧幅広いメディアの分析、メディア論研究の在り方など。具体的には、メディア論はメディア実践として研究されなければならないということが主張されている。

吉見は「メディアはメッセージである」と、技術的側面を強調するマクルーハンとは意見を異にし、メディアの在り方が変革していく可能性に重きを置いている。したがってメディアについての言及は、ハードとコンテンツの対比でいけば「コンテンツ」寄りとなっている。

吉見は9・11を取り上げながら、メディアの変革によって現実までもが変わっていく可能性に望みをかける。その主張を面白く読み、かつより深く理解しようとするのであれば、ハードとしてのメディアの側面について理解しておくことをお勧めしたい。

吉見俊哉『メディア文化論』(有斐閣アルマ、2004)

『ポスト戦後社会』

カテゴリ : 
書評
執筆 : 
shohkun 2009-12-30 23:21
歴史を勉強しなおそうと思って、手に取ったのが本書でした。

新書の分量では歴史を網羅的に語ることは不可能ですが、日本がどんなところで変容したのかを、周辺の年代との関連について記述しながらコンパクトにまとめてあるため、ポスト戦後社会について一足飛びに学ぶことができました。

日本史を中学以来まともに勉強していなかった私にも、理解できる内容で、考えるきっかけになりました。知らない用語、人名が出てきたら適宜「ググ」りながら読み進めることをおすすめします。

新書とはいえ読むのに結構時間がかかりますが、興味の幅が一度に広がりました。この本を通じて現代史や社会と人のつながりについて関心を持ってもらえれば幸いです。

吉見 俊哉『ポスト戦後社会』(岩波新書、2009)

『ジャーナリズム崩壊』

カテゴリ : 
書評
執筆 : 
shohkun 2009-12-30 23:19
本書は当時ジャーナリストを目指していた自分にとって衝撃の一冊であった。
権力を監視する権力である記者たちが、記者クラブという組織をつくり自分で自分の首を絞めているという現実が克明に描かれている。

 特に自分にとってはニューヨークタイムズの記者である著者が、海外の視点から日本のジャーナリズムを批判していることは非常に新鮮だった。
例えば、新聞記事は匿名で書かれるべきか否か?ということについても、日本と海外では根底にある考え方がまったく異なっている。海外では責任は記者個人が負うべきという考え方であり、論争も拒まない一方で、日本では匿名の記事とあいまいな会社責任が通っている。
 とにかく日本のジャーナリズムの保守性、保守性を批判している本であり、ある程度日本のジャーナリズム論を学んできた方が読むと、新しい視点が構築されるだろう。

上杉隆『ジャーナリズム崩壊』(幻冬社新書、2008)

『ネットはテレビをどう呑みこむのか?』

カテゴリ : 
書評
執筆 : 
shohkun 2009-12-30 23:15
4マスがネットの登場によって脅かされているといわれて久しい。
現に「マスメディア」としてのテレビは姿を変えつつある。
例えば、youtube、アクトビラなどインターネット上映像メディアがテレビに進出する。逆にテレビ局側がインターネットにコンテンツを配信する。
など相互に壁を壊し、融合が進んでいる。


この本では、テレビvsネットという完全な対立構造ではなく、融合していくという切り口のもとで、いくつかのトピックを挙げる。


まず、1章ではテレビとインターネットの融合という意味での先駆的な試みを取り上げ、その中で若者を中心に「自由で能動的な」メディア視聴が好まれるようになったと論じている。
そして、2章ではyoutubeの事例を取り上げ、その可能性と著作権の問題について論じている。
3章、4章では主に国内の事例について紹介がなされ、ザッピングの問題などテレビ視聴の在り方についてや、ネットに乗り出しつつあるテレビ局の例を紹介している。加えて、そのなかで政府が情報通信の在り方について論じる。
最後に、5章ではジャーナリズムをトピックとし、ネットのジャーナリズムの可能性に触れる一方で、ネットの世界では一次情報に経済的な価値が生じずらい状況にあることや集合知の危うさについても触れる。


歌田明弘『ネットはテレビをどう呑みこむのか?』(アスキー新書、2007)
Twitterというサービスをご存じだろうか。Micro-Blogというサービスに分類され、BlogとSNSの中間というような言われ方をする。140字の「つぶやき」を投稿し、同じように投稿された他人の「つぶやき」を読むというだけのサービスだが、オバマ大統領をはじめとした有名人の活用もあって話題をさらっている。

本書では、Twitterという新たなメディアの登場によって、現実社会がどのような変化にさらされているのかということについて、Twitter利用の第一人者でもある筆者が鋭く考察している。

新たな情報インフラとしてのTwitterが社会にどのようなインパクトを与えたのかという視点や、ジャーナリズム・政治・ビジネスに与えた影響の考察はメディア論的に見ても面白い。現在メディアとしてみたときに最もビビッドなテーマでもあり、受験生はじめ、メディアに興味のあるものは必読だろう。

津田 大介『Twitter社会論‐新たなリアルタイム・ウェブの潮流』(新書y、2009)

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